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2017年1月11日 屋久島山岳情報

屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2017年1月11日
担当ガイド:伊藤仁久

【周辺状況】

年末年始は好天の穏やかな天候でしたが6日から7日にかけ一週間ぶりに雨が降りました。
強い冷え込みはなく縄文杉も雨模様で、霧の漂う幻想的な森が広がっていました。

屋久島では標高1700m付近の森林限界を越えると風が強くなります。
宮之浦岳や縦走路では気温によって雨が途中でみぞれや雪に変り、風や濡れが体温の低下につながります。
この時期は特に天候やルート状況の確認をしっかり行い、万全の装備が必要です。

海岸から標高200m付近に広がる西部林道の照葉樹林ではハマヒサカキの花が咲き始め、ヤクザルの群れが美味しそうに実を食べていました。

ハマヒサカキの雄花
ハマヒサカキの雄花

ハマヒサカキの実と雌花
ハマヒサカキの実と雌花

花には独特の香りがあります。
ハマヒサカキは潮風にも強く海岸林に多く自生しています。
屋久島ではケタンキとかケサンキと呼ばれ農地の防風によく植えられています。
近縁のヒサカキが里山や縄文杉ルートのトロッコ軌道沿いにもあり、標高1000m以上には屋久島の固有種ヒメヒサカキも自生しています。

ハマヒサカキの実を食べるヤクザル
ハマヒサカキの実を食べるヤクザル

1月11日現在の日の出は7:16、日の入りは17:36です。


【コース状況】

●縄文杉コース(標高600~1300m)
1月10日 天気:曇り 縄文杉デッキの気温:6℃(11:20 標高約1,300m) 風:北の風 登山者数:15名
●白谷雲水峡(標高600~1070m)
1月 8日 天気:曇り 太鼓岩の気温:12℃(12:30 標高1,050m) 風:北東の風 登山者数:134名  


【登山道】

(縄文杉ルート)

・12月1日より2月28日まで、荒川登山口までの一般車車両乗り入れが可能です。荒川登山口は駐車スペースが非常に少なく、場合によっては路上駐車をすることになります。大型バスの乗り入れもあるため、通行の妨げにならないよう充分配慮して駐車して下さい。
また、積雪、凍結などの場合は車両通行止めになることもあります。

屋久島の道路通行規制情報はこちら→http://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/cgi-bin/mapframe.cgi?num=yakushima

・2016年12月1日~2017年3月31日の予定で、縄文杉の一部展望デッキの解体、新設工事が行われます。(縄文杉の大枝に腐朽が確認されており、落下する危険性があるため、危険予想範囲内のデッキを解体して、別の場所に新しいデッキを整備する工事等を行います)このため、一部利用制限区間が生じますが、既存のデッキからは縄文杉を見ることが出来ます。

・天候により、登山道の積雪、凍結の恐れがあります。積雪は数十㎝に及ぶことがあります。

(縦走ルート)

・積雪、凍結、暴風の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。積雪は数mに及ぶことがあります。初心者の安易な入山は控えて下さい。


【装備】 

・標高1000m以上では、雪山装備が必要です。積雪、凍結、悪天候に備え、縄文杉ルートでは、スパイクや軽アイゼン程度の滑り止め、ストック等、奥岳では6本爪以上のアイゼン、ピッケル等は必要です。
万が一のビバーク用装備もお忘れなく。
・縄文杉ルートでも気温5℃以下、奥岳ルートでは0℃以下になることがあります。衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・日照時間が短く、16時を過ぎると山中は薄暗くなってきます。屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。


【注意】

・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。装備に不安のある方はご利用ください。

※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191)までお気軽にお問い合わせ下さい。



2017年元旦の縄文杉日帰りツアー!!

2017年元旦の縄文杉日帰りツアー!!

2017年1月1日
担当ガイド:荒木宏介


新年明けましておめでとうございます!
めでたい元旦に、東京からお越しのお母さんと小学1年生の娘さん2名様と、縄文杉日帰りツアーに行って参りました。

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休憩中、木々の間からのご来光となりました。

昨年に引き続いて、暖冬の年明け。
しかも快晴ということもあって、とても気持ちのいいトレッキングでした。

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トロッコ道に降り注ぐ木漏れ日がキラキラです。

山の中でお弁当。

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お正月特別サービスのおしるこが美味しい!


このルートでNo.2の大きさを誇る大王杉。
樹齢は3000年以上と言われています。

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ここまで元気いっぱい登れている娘さん。
小学校に入ったばかりとは思えません。

縄文杉までもうちょっと、がんばりましょう~~。

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根っこや岩がぼこぼこの道のりも、なんのその!


無事に縄文杉のデッキに到着。
毎年、年末年始の縄文杉デッキは多くの登山者で賑わいます。

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「一年の計は、元旦の縄文杉にあり」


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皆様、今年の抱負を、縄文杉さんに向かって誓われたのでしょうか。


帰り道、エメラルドグリーンの川のほとりで小休止。

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この日は一日中、雲ひとつないお天気。
気持ちのいい青空のもと、みんなで元気いっぱい歩きました。

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娘さんと、いっぱいお話をしたり、しりとりをしたりして
長いトロッコ道が、あっという間に思えました。

また大きくなったら遊びに来てくださいね。


今年も一年、元気にガイドしていきたいと思います!
本年も、屋久島ガイド協会を何卒よろしくお願いいたします。


癒しの森 白谷雲水峡

癒しの森 白谷雲水峡
2017年1月4日
担当ガイド:大木信介

前日に縄文杉ルートを歩いたお客様を白谷雲水峡へご案内して参りました。
往復22キロ、体力勝負の縄文杉ルートに対し、白谷雲水峡は癒したっぷりのルートです。


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足元の苔を観察しながらのんびり進みます。


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苔に覆われた美しい谷。

こんな景色が連続します。


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朝日がさしこみ、和やかなムード。


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くぐれる杉、「くぐり杉」。


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本日の屋久杉、「七本杉」。

真下から見上げる巨木は迫力満点です。


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目的地に到着、「苔むす森」。

多種多様な苔にそれぞれの色合いがあります。
「緑」と一言では言い表せない繊細な彩りです。


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赤い雨具はよく映えます。
ぜひ、鮮やかな服装でお出かけください。


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逆光の森。
せせらぎが心地よく、離れがたい場所です。


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上を向いて歩こう!

道の雰囲気もしっかり楽しまないともったいないです!


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一際目立つ瘤つきのヒメシャラ。

樹に大きな負担がかかった場所です。


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正月を飾る縁起物の「千両(センリョウ)」。
花言葉は、「利益」「可憐」「裕福」「富」「財産」「恵まれた才能」「富貴」。
今年も良い一年になりますように!


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縄文杉と白谷雲水峡、屋久島の人気ルートを堪能しました。

天候にも恵まれ、冬とは思えない陽気のなか、至福の時間でした。

またぜひ、屋久島にいらしてください。
スタッフ一同お待ちしています。
ありがとうございました!

お正月山行 縄文杉

お正月山行 縄文杉
2017年1月3日
担当ガイド:大木信介

正月三が日の最終日、熊本からお越しのご夫婦を縄文杉へご案内して参りました。

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天気は快晴、連日好天に恵まれています。
逆光に苔が映え、イキイキしています。


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トロッコ道から山道へ。
木々が大きく、森が深くなっていきます。


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キラキラの森の中、昼食。
冬ですが、常緑樹の森は緑が濃く、目に優しいです。

本来なら冬本番でとても寒い季節ですが、今年は例年よりも暖かい日が続いています。


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森の王・縄文杉もポカポカ陽気で気持ちよさそうです。


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帰路も屋久杉の森を堪能します。
太古から生き続ける御神木クラスの杉たちです。


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トロッコ道も気持ちのいい陽気です。


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エメラルドグリーンの安房川河原でお茶休憩。
余りの美しさに見惚れてしまいました。


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透明度抜群の安房川。

冬は水温が下がり、汚染の原因となる微生物の働きが悪くなります。
夏よりも透明度が際立ち、エメラルドグリーンの水面が見事です。


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最後まで快晴。素晴らしい天候に恵まれました。


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気持ちよく22キロを歩き終わりました。

明日は白谷雲水峡です。
ゆっくり休んで森の世界を堪能しましょう!

お疲れ様でした!

ハネムーン縄文杉

ハネムーン縄文杉
2016年12月21日
担当ガイド:大木信介

北海道からお越しのご夫婦を縄文杉へご案内して参りました。
雪国から南の島へ、ハネムーンでご来島されました。

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オフシーズンのこの時期は車両規制がなく、荒川登山口まで車で入れます。
日の出は7:11、まだまだ真っ暗、車内で朝食です。


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トロッコ道終盤、仁王杉の登場です。
杉が数本合体している屋久杉であり、樹齢は不明ですが、堂々とした屋久杉です。


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山道に入ると雨になりました。
霧がたちこめ、雰囲気は抜群によくなります。

例年ですと、もっと冷えこんで雪になる時期ですが、今年は暖かく、雨どまりです。


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ここから世界自然遺産登録地域へ。
縄文杉まであと30分です。


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夫婦杉。
由来は枝が合体した屋久杉が、まるで手をつないだ夫婦のように見えるためです。
ハネムーンにはうってつけの屋久杉です。


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大きな屋久杉にも触れ、いよいよ縄文杉まであと少し。
霧の森を楽しみつつ、前進!


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森の王とご対面!

格違いの大きさと存在感、「縄文杉」。


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無事目的も果たし、帰路につきます。
往路とは目線も変わり、気持ちに余裕もあります。
森を存分に楽しみながら下りましょう。


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ヤマグルマのトンネル。


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お二人のお気に入り、「大王杉」。

樹齢3000年を越える力強い屋久杉です。
縄文杉よりも近くから眺められます。


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そしてハネムーンでは外せませんね。
幸せ一杯のウィルソン株ハート。


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ここを過ぎればあと10分で山道も終了。
濃厚な森を堪能できましたね。


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トロッコ道の大カーブ。
ここは、かつては小中学校もあった集落の跡地です。


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無事下山しました。

ハネムーンで屋久島を選んでいただき、誠にありがとうございました!
お二人の末永いご多幸、スタッフ一同お祈り申し上げます。

また是非屋久島にいらして下さい!

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Author:屋久島ガイド協会
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