屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」です2012年10月22日担当ガイド:前田史和【周辺状況】■先週末から快晴の日が続いています。放射冷却で早朝は肌寒く、軽めの防寒着が欠かせなくなってきました。一方、日中は、暖かな日差しと爽やかな風の中で、快適な山登りが楽しめます。 修学旅行シーズンということもあり、屋久島は今、中・高校生たちでにぎわっています。 山道を歩いていると、足元に真っ赤な「キノコ」のようなも...
屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」です2012年10月15日担当ガイド:斎藤栄司【周辺状況】木々の葉が色づくこの季節、生き物たちは恋の季節を迎えています。ヤクシカはもの悲しい汽笛のような求愛の声をあげ、ヤクシマザルの顔は婚姻色に赤く染まっています。そして、足元の小さな生き物たちも・・・。例えば、森の中を歩いていると足元にヒョコヒョコと歩く足の長いクモのような虫を見かけます。この虫の名前は、ザトウムシ...
屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」です2012年10月10日担当ガイド:伊藤仁久【周辺状況】■9月は週末に台風が来ることが多く、台風が通り過ぎるごとに少しずつ寒さが増してきました。 10月に入り、最低気温の平均が20度以下になってきます。登山中も休憩や食事時に陽だまりを探すようになりました。 縄文杉コースを歩いていると、樹上のヤクシマザルが落としたヤマボウシの赤い実の皮が、登山道に散らばっています。木の下...
屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」です2012年10月3日担当ガイド:駒野英昭【周辺状況】森を歩いていると、時々、びっくりするような不思議な音色が聞こえてくることがあります。この時期には、「フィーーーヨーーー」というような、もの悲しい汽笛のような声が響いてきます。これは、ヤクシカのオスが、自分の縄張りをアピールしつつ、メスに求愛している声なのです。この声を聞くと、森の秋が深まっていることを実感しま...