屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2017年12月27日担当ガイド:井手琢磨【周辺状況】今週は冬型の気圧配置が続きましたが、屋久島は高気圧の影響により概ね晴天でした。しかし、晴れの日ほど気温は低く、風の強い日は非常に冷たく感じました。一般に、風速1メートルにつき体感温度は1度下がっていくと言われています。標高1,400m以上の山域では残雪があり、所々岩の上や木道が雪や氷で覆われています。山行の際は軽アイゼン...
屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2017年12月20日担当ガイド:川原大基【周辺状況】17日は冬型の気圧配置となり、里でも最高気温10℃となりました。冬は登山者数が少なくなり、森の静かな雰囲気を満喫できます。2017年3月に完成した縄文杉北側デッキからは縄文杉の全貌を見ることが出来ます。デッキ手前の落葉樹が葉を落とし、新緑を芽吹かせるまでの期間だけの贅沢な眺めです。北側デッキからの縄文杉樹木はじっと厳しい寒...
屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2017年12月13日担当ガイド:大木信介【周辺状況】今週も強烈な寒波が居座り、南国屋久島まで影響がおよんでいます。冬型の気圧配置になると、里でも北西の強い風が吹きます。丸い形の屋久島では、風下は風も波も弱く穏やかですが、風が直撃するエリアでは台風なみの強風にもなります。九州最高峰の宮之浦岳山頂(1,936m)の年間平均気温は7℃とされ、北海道と同じ亜寒帯エリアに属します。...
秋色残る縄文杉登山2017年11月29日担当ガイド:大木信介女性2名様を縄文杉ルートへご案内してまいりました。人気ルートもオフシーズン直前で登山者が少なく、ゆったりとした気持ちで歩くことができました。日の出は7時頃、出発して一時間は暗い道をヘッドライトをつけて歩きます。ようやく森の朝です。長いトロッコ道を歩き終え、山道を歩くこと30分、ウィルソン株に到着です。このルートのハイライトの一つ「ウィルソン株のハート...
屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2017年12月6日担当ガイド:荒木宏介【周辺状況】12月4日の屋久島は低気圧通過で雨となりましたが、気温は上がりました。しかし12月5日にはこの低気圧が抜けて西高東低の冬型となり、寒気が流入して一気に冷え込みました。縄文杉デッキ(標高1300m)ではシャーベット状のみぞれがうっすら積もり、木道は表面が凍結している箇所もありました。12月5日 縄文杉デッキ屋久島はこれから徐々に冬...