屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」です担当ガイド:前田史和
【周辺状況】
屋久島は現在、お盆休みで登山や観光に来島されたお客様で大変にぎわっています。
夏休み期間中でもあり、お子様連れのご家族での姿も普段より多く見かけます。
さて、今年は5月の日食や6月の金星の太陽面通過など、世紀の天体ショーが盛りだくさん。
皆さんも、宇宙や星への関心が高まっているのではないでしょうか。
屋久島でも、先日のペルセウス座流星群や金星食がバッチリ観察できました。

縄文杉トレッキングでは、日の出前のまだ暗いうちにお宿を出発します。
天気の良い日には、出発前に星空を眺めてみてはいかがでしょう。
空気が澄み、街灯の少ない屋久島では、たくさんの星を観察することができます。
星が見えすぎて、星座を探すのに苦労するほどです。
天の川がはっきりと見えるのも嬉しいですし、じっと星空を観察していると、流れ星に出会える機会も少なくありません。
流れ星に出会えた方は、当日の登山の成功をお祈りしてみるのもいいですね。
【コース状況】
■縄文杉コース(標高600~1,300m)
8月14日 天気:晴れ、東の風微風、縄文杉デッキ上(1,300m)の気温:23℃(12:00) 登山者数:約560名
■白谷雲水峡(標高600~1,070m)
8月14日 天気:晴れ、東の風弱風、太鼓岩(1,070m)の気温:24℃(12:00) 登山者数:約480名
【登山情報】
■縄文杉ルート
※3月から11月末までの期間、町道荒川線入口~荒川登山口の区間は、車両乗り入れ規制が実施されます。
登山バスでの移動になりますのでご注意ください。
車両乗り入れ規制に関する詳しい情報はこちらで確認できます。→
http://www.yakushima-town.jp/sangaku-syaryou/
■宮之浦岳、黒味岳、縦走ルート
登山道上歩行に問題はありません。
避難小屋に宿泊をお考えの方は、小屋に入れない場合もありますので、必ずテントを持参してください。
テントは避難小屋周辺以外では設営禁止ですので、ご注意ください。
【装備】
山岳部では、天気予報にはなくても、雨になることがしばしばあります。
屋久島の雨は、非常に激しく降ることがあります。
ビニールカッパ、ポンチョでは対応できません。
また高温多湿となりますので、必ず登山用の、通気性の良いしっかりした雨具をご用意ください。
脱水や熱中症、塩類不足による筋肉のつりなどのトラブルも起きやすくなっています。
スポーツドリンクなどで水分や塩類をしっかり補給したり、こまめに服装の調節を行って予防して下さい。
帽子や日焼け止めなど、日焼け対策も必要です。
屋久島での登山は想像以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライトは必須です。
登山客でにぎわうお盆休み前後は、トイレに長い列ができることがあります。トイレが心配な方は、事前に携帯
トイレをご購入の上、登山の際にご持参されることをお勧めします。
屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。
装備に不安のある方はご利用ください。
※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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