屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」です2014年1月1日
担当ガイド:菅文雄
【周辺状況】
■新年あけましておめでとうございます。
12月27日から29日にかけての降雪で、縄文杉デッキで40cm、宮之浦岳では深い所で1mを越える積雪になりました。
宮之浦岳も真っ白に彩られましたが、その後は天気も落ち着き、大晦日は快晴の素晴らしい青空が、いっそうその姿を引き立たせていました。

雪の宮之浦岳
縄文杉登山はアプローチで安房川沿いのトロッコ軌道を歩きますが、いたるところで目を見張る清流を見ることができます。
冬季は水温も低くいっそう透明感が増し、その美しさに歓声を聞くこともしばしばです。
登山者が少ないこの時期はベストポイントを独占することも可能ですので、水の流れにもぜひ注目していただきたいです。
山には雪が多くなりましたが、その雪もまた融けて川に流れ込み、美しい流れとなってずっと続いていきます。
この1年も屋久島を流れるこの川のように、美しく清々しい年になるといいなと思います。

エメラルドグリーンに輝く川
本年も宜しくお願い致します。
1月1日現在の日の出は7:15、日の入りは17:28です。
【コース状況】
●縄文杉コース(標高600~1300m)
12月31日 天気:快晴 縄文杉デッキの気温:6℃ 積雪:30cm(12:00 標高約1300m) 風:無風 登山者数:約120名
●白谷雲水峡 苔むす森コース(標高610~870m)
12月29日 天気:雨一時霰 苔むす森の気温:6℃(15:00 標高約870m) 風:北西の風 登山者数:205名
【登山道】
●縄文杉ルート
・12月1日より来年2月28日まで、荒川登山口までの一般車車両乗り入れが可能です。
荒川登山口は駐車スペースが非常に少なく、場合によっては路上駐車をすることになります。
大型バスの乗り入れもあるため、通行の妨げにならないよう充分配慮して駐車して下さい。
また積雪、凍結などの場合は車両通行止めになることもあります。
屋久島の道路通行規制情報はこちら→
http://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/cgi-bin/mapframe.cgi?num=yakushima
・天候により、登山道の積雪、凍結の恐れがあります。積雪は数十cmに及ぶことがあります。
スノースパイクや軽アイゼンを用意しましょう。
・縄文杉の大枝の落下危険防止措置として、展望デッキの一部立ち入り制限を行っています。
またそれに伴い、デッキに付近にう回路が新設されています。詳しい情報についてはこちらで確認できます。→
九州森林管理局ホームページ http://www.rinya.maff.go.jp/kyusyu/
●縦走ルート
・積雪、凍結、暴風の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。積雪は数mに及ぶことがあります。
初心者の安易な入山は控えて下さい。6本爪以上のアイゼン、ピッケル等、雪山装備必携です。
・現在、新高塚避難小屋の付帯トイレは使えなくなっているものがあります。携帯トイレで対応するようにしましょう。
【装備】
・標高1,000m以上では、雪山装備が必要です。積雪、凍結、悪天候にそなえ、縄文杉ルートでは、スパイクや軽アイゼン程度の滑り止め、ストック等、奥岳では6本爪以上のアイゼン、ピッケル等が必要です。
万が一のビバーク用装備もお忘れなく。
・縄文杉ルートでも気温5℃以下、奥岳ルートでは0℃以下になります。衣類は速乾性素材、防水、防寒、暴風の装備をしっかりと用意して下さい。
・日照時間が短く、16時を過ぎると山中は薄暗くなってきます。屋久島での登山は想像以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
【注意】
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・奥岳は気象の変化が激しいため、気象情報を確認の上、十分な装備をご準備ください。
・山中泊で利用する避難小屋が諸々の理由で入れない事もあります。必ずテントやツェルトを持参しましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。装備に不安のある方はご利用ください。
※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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