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夏の屋久島大縦走 後編

夏の屋久島大縦走 後編
2014年7月24,25日
担当ガイド:大木信介

【2日目 8月25日 新高塚小屋~宮之浦岳~淀川登山口】


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稜線(第2展望台)からのご来光です!

この瞬間を見るため、暗いうちに新高塚小屋を出発しました。

このコースの縦走は標高の高い淀川登山口からの入山が一般的です。
あえて標高差700m以上余分に登ることになる白谷雲水峡から入山したのは、稜線で日の出を見るためでした。


SAC_1866.jpg

この贅沢なロケーションで朝食です。


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すばらしい朝でした。
宮之浦岳も朝焼けに染まっています。


SAC_1886.jpg

第2展望台から小1時間、平石岩屋に到着。
いよいよ宮之浦岳が目の前に迫ってきました。
ここから森林限界を越え、ヤクシマダケ(ヤクザサ)の草原を歩きます。


SAC_1925.jpg

高度が上がると見えてくる風景も変わります。
後ろには屋久島第2の高峰・永田岳(1886m)がそびえています。


SAC_1947.jpg

ようやく山頂にたどり着きました!
九州の最高峰・宮之浦岳(1936m)です。
二日かけて登った山頂は格別の喜びです。


SAC_1965.jpg

山頂を後にしました。
まだまだ晴天です。雨の多い屋久島でこの青空、自慢できますね。


SAC_1953.jpg

ヤクシマダケの草原に林立する花崗岩のオブジェたち。
屋久島の稜線は高山帯の世界、「洋上アルプス」と呼ばれる所以です。


SAC_1955.jpg

海底のマグマが冷えて花崗岩となり、長い年月をかけて隆起したのが屋久島です。
標高の高いところほど花崗岩の露出が多く、稜線はまさに自然が作り上げたアートの世界です。


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花之江河を経て小花之江河に到着。日本最南端の高層湿原です。

湿原の奥に見えているのが高盤岳です。
山頂に鎮座する奇岩「豆腐岩」は垂直に割れた方丈節理の巨大な花崗岩です。


SAC_2024.jpg

「豆腐岩」
まさに包丁で切られた豆腐のよう、なんとも不思議な光景です。


SAC_2035.jpg

無事淀川登山口に到着しました!

苔の谷から太古の巨木の森、洋上アルプスの稜線歩き、変化に富んだ屋久島の山旅をこれ以上ないという好天の中堪能しました。

素晴らしい二日間でした。

来春から社会人のみなさま、残りの学生生活を楽しんで下さい!
またぜひのんびりと遊びに来て下さい。
ありがとうございました。






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