雪残る縄文杉2016年2月10日
担当ガイド:大木信介
香川県からお越しの女性2名様を縄文杉へご案内して参りました。
一日を通し快晴、素晴らしい天候でした。

出発して1時間、小杉谷橋を通過します。
8.5kmのトロッコ道を3時間かけて歩きます。

単調なトロッコ道歩きを終え、山道に入ると次々と面白い風景と出会います。

ウィルソン株のハートはこのルートのハイライトの一つ。

山道の雪が徐々に増え始めてきました。
屋久島に雪?驚くお客様も多いのですが、縄文杉付近で1m以上降った年もあります。

木道に積もった雪が凍って滑りやすく、危険でしたのでチェーンスパイクを使用しました。
チェーンと爪が併用してあり、安心して歩けます。

雪山らしくなってきました。

木々の隙間から屋久島最高峰の宮之浦岳が見えました。
稜線は冬山の様相です。

恐いのは凍った木道の下りです。
慎重に進みます。

お昼休憩です。
爽やかな森での昼食と温かい味噌汁は格別です!
昼食を終えて出発、縄文杉まであと50分です。

樹齢3000年の大王杉です。
下から見上げると大迫力です。

ぐにょーんと曲がりくねったヤマグルマの木をくぐります。

いよいよ縄文杉目前、この付近で積雪は30cm程です。
慣れない雪道では緊張感もあり、力が入って通常よりも疲れます。
あとちょっとです!

到着!
雪の縄文杉、推定樹齢7200年、まさに森の王様です。
ハイシーズンはなかなかゆっくり眺めることが出来ませんが、
冬は登山者も少なく、展望デッキでゆっくり対面することができました。
これも冬の特権です。

山道からトロッコ道へ、雪の世界から戻ってきました。

安房川の川原で休憩しました。
疲れた体を休めつつ、エメラルドグリーンの流れに癒されます。
冬は特に透明度が高く、色合いが美しくなります。

あと45分で下山します。
トロッコ道の急カーブにて。

橋から落ちないように!

このトンネルを抜けると・・・

ゴール!
出発から11時間、無事荒川登山口に戻ってまいりました。
南の島に雪あり、名木あり、ドラマあり、楽しかった!というガイド冥利につきる素敵な笑顔でした。
冬のこの時期にたいへんな好天に恵まれたお二人は間違いなく強運の持ち主です。
また是非遊びに来てください。
次回は雨の屋久島を楽しみましょう。
ありがとうございました!
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