2016年2月17日
担当ガイド:井手琢磨
神奈川県からお越しのご夫婦と男子大学生1名様を縄文杉へご案内して参りました。
天気予報は一日中曇りでしたが、快晴→曇り→みぞれ→晴れ と、目まぐるしく天気が変わる面白い日でした。

最初の休憩所である小杉谷の東屋を出発します。
この東屋の屋根の板瓦は屋久杉を加工したもので、水に強く50年以上持つとも言われています。

トロッコ道の脇にはところどころコケの美しい風景が広がっています。
普段見慣れないコケに直に触れてみましょう。

この日は山道に入る少し前から前日降り積もった雪が残っていました。
足元に気をつけながら山道を歩くこと約30分でウィルソン株に到着。

それまで落ち着いていた天気が、10時ころ急変しみぞれっぽい雪がドカドカと降ってきてあっという間に積もりました。
大雪の中、タープを張ってお昼ごはん。
暖かいお味噌汁が体に染み渡ります!

木道上にはこんなに雪が降り積もっています。
新雪は柔らかく滑りにくいのですが、木道の雪は登山者によって踏み固められていて氷のようになっています。
スパイクを着けて一歩一歩確実に歩いていきます。

大王杉に到着。
春から社会人になるというお客様、このルートでもトップクラスの威厳を備えたこの杉のような立派な大人になってください。

夫婦杉の前でカップルのお二人がツーショット。
なんと3ヶ月前にご結婚されたばかりの新婚ホヤホヤだそうです。
おめでとうございます!なんと羨ましい・・・

夫婦杉から歩くこと約30分でいよいよ縄文杉とご対面!
みなさん寒い中がんばってくれました

午後からは陽が差し込む好い天気に回復してきました。
それまで悪天候だっただけに、太陽光が反射してキラキラする美しい風景に思わず顔もほころびます。
スタートしてから約10時間半でゴール!
この日はゴールしてからすぐに車に乗り込んで里まで下りて行きました。
それはなぜかというと・・・

そう。この日(2月17日)の17時45分に種子島から「アストロH」を搭載したH2Aロケット30号機が打ち上げられたのです。
天気も快晴で、屋久島からも宙高く天に昇っていくロケットがくっきり見えました!
南の島に降る雪、ロケットの打ち上げと、珍しい光景がいくつも見られた1日でした。
この強運(?)を持ってこれからの社会人生活と結婚生活を順風満帆に歩まれることを願っております。
ぜひ、またお越しくださいね!
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