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2016年3月30日 屋久島山岳情報」

屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」
2016年3月30日
担当ガイド:大木信介

【周辺状況】

この一週間は低気圧の通過や寒の戻りで、春らしくなったかと思えば一気に冬に逆戻りし、気温変化の大きい一週間でした。
28日は早朝から雷を伴う不安定な天候で、里でも霰が降り、宮之浦岳山頂でも雪が2cm程積もりました。
吹き付ける北西の強風の作用で、稜線上の岩や木々には「エビの尻尾」が発達しました。

3月28日 宮之浦岳山頂の岩
3月28日 エビの尻尾が発達した宮之浦岳山頂の岩

空気中の雪や氷が、風上側へ向かって羽毛状に成長したものです。
まさかの雪に驚きと感動の一日でしたが、装備不足な登山者が多く、凍りついた稜線を不安定に歩いている登山者が目立ちました。
山頂でも-3度、風が強いと体感温度はさらに下がります。
南の島のイメージが強い屋久島ですが、油断無く最新の予報を確認してお出かけください。

3月28日 宮之浦岳山頂直下
3月28日 宮之浦岳山頂直下

一方、里では日に日に力強い常緑樹の新緑が始まっています。今年は雨が少ないせいか、新芽も少々出遅れているようです。
長く楽しめるのも特徴で、4月一杯美しい新緑が続きます。
落葉樹の新緑とは一味違う、屋久島の自慢の新緑もお見逃しなくお楽しみください。

南部の名峰・モッチョム岳ではミヤマシキミが既に咲いていました(3月20日)。

3月20日 ミヤマシキミ
3月20日 ミヤマシキミ

里では新緑、山は花の季節を迎えようとしています。

3月30日現在の日の出は6:09、日の入りは18:36です。


【コース状況】

●宮之浦岳(標高1936m)
3月28日 天気:曇り 宮之浦岳山頂の気温:-3℃(9:30 標高1,936m) 風:北西の風 登山者数:約40名
●縄文杉コース(標高600~1300m)
3月27日 天気:霰 縄文杉デッキの気温:2℃(13:30 標高約1,300m) 風:無風 登山者数:約300名
3月31日 天気:小雨 縄文杉デッキの気温:8℃(12:00 標高1,300m) 風:無風 登山者数:約170名
●白谷雲水峡(標高600~1070m)
3月27日 天気:晴れ 太鼓岩の気温:4℃(8:30 標高1,050m) 風:北西の風 


【登山道】

(縄文杉ルート)

・3月1日から11月30日までの間、町道荒川線入口(荒川三叉路)~荒川登山口の区間は、通行規制がかかり、一般車の通行が不可になります。
バスやタクシーなどの交通機関を利用してください。

詳しくは、屋久島山岳部車両運行対策協議会で確認できます。→http://www.yakushima-town.jp/sangaku-syaryou/
屋久島の道路通行規制情報はこちら→http://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/cgi-bin/mapframe.cgi?num=yakushima

(縦走ルート)

・現在、新高塚避難小屋の付帯トイレは使用可能です。
・寒の戻りで積雪の可能性があります。最新の予報を確認し、装備を用意してください。


【装備】 

・標高や風雨など天候によっては体感温度は低くなります。衣類は速乾用素材、防水、防寒、防風の装備をしっかりと用意して下さい。
・屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライトは必須です。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。


【注意】

・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。装備に不安のある方はご利用ください。

※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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