屋久島ツアー決定版 3日目 島内エコツアー2016年3月31日
担当ガイド:大木信介
屋久島ツアー決定版3日目、本日は里のエコツアーです。
自然散策、伝統産業の工場見学など、オリジナル企画で島の魅力をタップリと楽しみます。

まず向かったのは屋久島の北部、一湊の馬場水産です。
馬場水産は1907年(明治40年)に創業。
屋久島近海で水揚げされたカツオを原料にカツオ節の製造から始まり、
現在は屋久島、種子島近海で水揚げされたゴマサバを原料としたサバ節を中心に100年以上にわたって製造している老舗です。

サバ節の作り方の説明を分かりやすく受けながら見学しました。
初めて知る数々の工程と工場内に残る素晴らしいサバ節の香り、勉強になりました。

次に向かったのはウミガメの里、永田のいなか浜。
永田川の流れに乗って屋久島の奥岳から運ばれてくる風化花崗岩の白砂で出来た砂浜です。
ここで縄文杉でご一緒した親子と再会しました。

永田から世界遺産エリア約12kmを含む「西部林道」を南下します。
永田集落から栗生集落まで約25km、人の住居は無く、ヤクシカとヤクザルの王国になっています。
彼らのエリアにお邪魔させていただきます。

たくさんのヤクシカと出会えました。

親子のヤクザルにも出会えました。

現在屋久島は新緑真っ盛りです。
常緑樹の新緑は古い葉の上に新芽が開きます。
濃い緑から淡い新芽へのグラデーションが素晴らしく、色に深みがあります。

新緑の谷。
一年で一番美しい季節です。

西部林道を抜け、大川の滝に到着しました。
落差88m、屋久島を代表する雄大な滝です。

中間(なかま)集落のガジュマルにも寄りました。
苔の世界から巨木の森、亜熱帯の植物まで楽しめるのも屋久島ならではです。

続いて千尋の滝へご案内。
売店で屋久島の郷土料理「かからん団子」を買いました。
かからん葉で包んだ黒糖入りのヨモギ餅です。
かからん葉はサルトリイバラの葉をさします。棘のある葉で、「かからん」は鹿児島の方言で「触らない」を意味します。
かからん葉には殺菌作用もあり、団子も傷みにくくなります。
もう一つ、「病気にかからん(かからない)」という言葉にもかけられているようです。
とっても美味しいです。

花崗岩の岩を豪快に落ちる「千尋(せんぴろ)の滝」。

続いて本坊酒造の工場見学です。
屋久島の芋焼酎の作り方を勉強しました。
麹をつくる部屋をご案内していただきました。
本坊酒造は伝統的な手造り甕仕込みにこだわり、麹も手づくりです。

明治20年より現存する古甕。
屋久島の水、大自然に包まれた中で稀少な本格焼酎の逸品を生み出しています。

最後は試飲も出来ます。
3日間のツアーを終え、宮之浦港でお客様とお別れしました。
屋久島の苔、森、里、堪能していただけたでしょうか?
またいつか屋久島に遊びにいらしてください
スタッフ一同お待ちしております。
ありがとうございました!
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