宮之浦岳縦走 - 1日目 濃霧の森から稜線へ -2016年4月12、13日
担当ガイド:大木信介
栃木県からお越しの女性一名様を宮之浦岳縦走ツアーにご案内して参りました。
1日目:淀川登山口~宮之浦岳~新高塚小屋
淀川登山口を日の出前に出発。
濃厚な霧に包まれた暁の森、幻想的な雰囲気です。

頭上の木樹、あまりの美しさにうっとりしました。
出発早々、森を堪能しています。

登山道ですら視界は20m程度。

ここまでの濃霧もなかなか出会えません。
足元だけ見て歩いては勿体無い!どこを見ても絵になります。

これぞ屋久島の森!濃霧がその魅力を最大に引き出します。

小花之江河に到着しました。
標高1,600m、花之江河と合わせ、日本最南端の高層湿原になります。

盆栽のような杉のシルエットが霧に浮かび、まさに日本庭園になっていました。

花之江河に到着するも、霧が濃すぎて湿原はほとんど見えずでした。

投石平を過ぎると、森林限界を越え、ヤクシマダケ生い茂る稜線歩きになります。
霧も少し晴れ、視界が利くようになってきました。
期待が高まります。

ヤクシカの親子にも出会えました。

そして山頂に到着!
この数分間だけ晴れ、ようやく洋上アルプスを眺めることができました。

屋久島、及び九州の最高峰・宮之浦岳1,936m、登頂おめでとうございます!

一番大事なところでしっかりと晴れ、感激の山頂となりました。

ここは平石岩屋。晴れたのは山頂のみ、あっという間に霧の世界に戻りました。
巨大な花崗岩が立ち並びます。

岩をロープで下る場面もあります。
ここより下は再び森の世界、森林限界を後にします。

新高塚小屋付近、つるりと幹が美しいヒメシャラの森が広がります。

小屋に到着、先ずは美味しいコーヒーを入れました。

コーヒーはやはり挽きたてが一番、豊かな香りが小屋に広がり、贅沢な一杯でした。
(新人の松田ガイドが研修で同行し、用意してくれました)

コーヒーの後は、屋久島の「サバ節」をつまみに、屋久島を代表する焼酎「三岳」を飲みつつ、屋久島の夜を楽しみました。
本日は濃厚な霧のおかげで森の素敵な表情を楽しめました。
明日も森の世界を堪能しましょう。
お疲れ様でした。
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