宮之浦岳縦走- 2日目 縄文杉から白谷雲水峡へ -2016年4月12、13日
担当ガイド:大木信介
2日目:新高塚小屋~縄文杉~白谷雲水峡縦走ツアー二日目、予報通り朝から雨となりました。
森歩きは晴れでも雨でもそれぞれ楽しめます。
本日も森を堪能しましょう。

新高塚小屋から縄文杉までは、樹齢1000年を超える大きな屋久杉と次々出会えます。

本日も霧が濃く、森はムードに満ちていました。

森の王・縄文杉とご対面。
今までの屋久杉とは格が違います。
縦走ツアーでは大人気の縄文杉も貸し切りでゆっくり眺めることができます。

朝の静かな森をのんびり歩いて下ります。

樹齢3000年の大王杉。
力強く、凛々しい屋久杉です。

よく見ると、花も少しずつ咲き始めています。
これはヒメヒサカキの花。
茎の裏側に花を咲かすため、なかなか気づいてもらえませんが、彩りの綺麗な花です。

倒れている大きな屋久杉にも苔が生え、風景のアクセントになっています。

ウィルソン株に到着。
現在発見されている最大の切り株です。

トロッコ道を歩いていると、足元にたくさんの青い葉っぱが落ちていました。
これはヤクザルが木の上でヤマグルマの葉を枝ごとちぎり、柔らかいところだけ食べて捨てたものです。
ヤクザル達の暮らしが垣間見えます。

トロッコ道から楠川歩道に入り、白谷雲水峡を目指して登り返します。
登るほどに苔が多くなり、白谷雲水峡を近くに感じます。

苔むす森です。
まさに苔の聖地ですね。

白谷川の渡渉点。
ここも美しい。

素敵な小道、苔だけではなく、道の雰囲気も楽しみたいのが白谷雲水峡です。

陽だまりでヤクシマミヤマスミレが咲いていました。
花の季節到来です。

素晴らしい条件に恵まれた2日間の縦走ツアーを終えました。
白谷雲水峡からの帰り道、車を止めて新緑を眺めました。
常緑樹の力みなぎる新緑が最盛期を迎えています。
変幻自在の森の表情からアルペンの山岳地帯、
巨木の森に苔むす森、命の躍動に溢れた2日間でした。
ツアーご参加、誠にありがとうございました。
また是非屋久島にいらして下さい。
スタッフ一同お待ちしております!
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