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雨のシャクナゲ縦走

雨のシャクナゲ縦走
2016年5月28、29日
担当ガイド:大木信介

長野県からお越しの山男3名様を1泊2日の縦走ツアーにご案内してまいりました。
天気は残念ながら両日共に雨でしたが、ヤクシマシャクナゲが満開の稜線歩きを満喫することができました。

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淀川登山口を雨の中のスタートです。


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小花之江河に到着。雨の森は幽玄そのものです。


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この付近からヤクシマシャクナゲがたくさん見られるようになります。
赤いつぼみから次第に、美しいピンクへと色が変わっていきます。


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ピンクの花も開ききると、最後は純白の白へと変わります。

この日は風も強烈でした。
バチバチと叩きつけるように雨が当たってきます。
信州の山男たちは非常に強く、日帰り登山者が多々引き返す中、ぐいぐい登っていきました。


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風と雨が吹き荒れる中、九州最高峰・宮之浦岳山頂に到着しました。

ひどい条件の中での登山は達成感が大きいです。嬉しい山頂でした。


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今回の一番の目的はヤクシマシャクナゲ。焼野三叉路付近で素晴らしい群落に出会えました。

赤からピンク、白へのグラデーションが美しく、霧の中咲きほこる姿はまさに清楚で豪華でした。


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稜線歩きもあと少し、再び森の世界へ戻ります。


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縦走2日目の朝。本日も雨の中出発。
2日目は森歩きが中心になります。雨の森を堪能しましょう。


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幻想的な朝の森。
霧は森の最高の表情を引き出します。


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屋久島の森の象徴・縄文杉に到着しました。


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朝の静寂の中、太古の生命との対話を楽しめました。


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屋久杉も触れると印象が違います。
近くで見上げると大きい!

杉とは思えない大きさです。


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迫力はこの大王杉が抜群です。
まさに大王を思わせる様相、樹齢3000年を超える屋久島を代表する屋久杉です。


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そして島で最大の切り株、ウィルソン株です。
周りの森も清々しく、ゆっくりと過ごしたいところです。


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トロッコ道に下りてきました。
ここから3.5㎞は、大正・昭和時代の森林伐採について考えながらトロッコ道歩きです。


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トロッコ道を下り始めて15分、仁王杉です。
上部の屋久杉達に引けをとらない存在感のある屋久杉です。


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トロッコ道歩きを終え、「楠川分れ」から白谷雲水峡へ登りかえします。
通常、ヒーヒー言いながら登り返すのですが、さすが信州の山男たち、軽やかに登りました。

白谷雲水峡の苔エリア「苔むす森」も雨でイキイキとしていました。


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無人小屋の白谷小屋で昼食です。


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さつきが満開の「憩いの大岩」。いよいよ下山も近いです。


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足元にはヤクシマスミレ。
今回の縦走は雨ばかりでしたが、花をたくさん楽しむことができました。


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下山しました。

山男たち、最高齢73歳とは思えない体力の皆様で、余裕の2日間でした。
たくさんのお話をさせていただき、最高に楽しい時間をご一緒させていただきました。

屋久島の後は九州本土の九重山に登り、ミヤマキリシマを楽しむそうです。
花の九州旅行、ヤクシマシャクナゲの部は満開という最高の条件でした。

次回は永田岳に登りたいという皆様、またお会いできる日を楽しみにしています。
スタッフ一同お待ちしております。
有難うございました!


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