晴れから濃霧へ・白谷雲水峡2016年6月25日
担当ガイド:大木信介
アメリカ在住の親子3名様を白谷雲水峡へご案内して参りました。

出発してほどなく、苔一面のエリアに着きました。
乾燥したカルフォルニア州からのご来島、本日は心地よい森の湿度を楽しんで下さい!

江戸時代につくられた古道(楠川歩道)をたどります。

またまた苔の谷。でも苔のメインエリアはまだまだ先です。

増水すると渡れなくなることもある渡渉点。
本日はまったく問題なし。
ポスターや絵葉書にも使われる美しいポイントです。

足元にはヤクシマタゴガエル。
梅雨はカエル達が元気いっぱいです。
ヤクシマタゴガエルは本州、四国、九州に住むタゴガエルの固有亜種で、屋久島の標高1800mまでの山地や森林に生息しています。卵からかえったオタマジャクシはエサを食べずに自分のお腹についた卵黄の栄養だけで成長し、成体のカエルになるという面白い特徴があります。

「苔むす森」に到着。

さらに上の辻峠を目指します。
時折霧がうっすらと出るようになりました。
霧の森への変化に期待が高まります。

久しぶりの湿度に皆さま汗だく。

屋久島の湧き水を浴びてさっぱり!

森の世界を抜け、太鼓岩に到着。
パノラマの絶景が待っていました。

復路、再び「七本杉」。

再び渡渉点。帰りは霧に包まれ、雰囲気がガラリと変わりました。
晴れた森もいいですが、やっぱり屋久島の森は霧が似合います。

苔の谷もご覧の通り。幻想的な世界となりました。

同じ道ですが、まるで別な道のようです。

下山し、駐車場へ向かう車道。
ここで本日一番の濃霧となりました。
見知らぬ世界に吸い込まれて行く様です。
晴れから濃霧へと変化に富んだ1日となりました。
これほど濃い霧の森は久しぶりで、うっとりできました。
素晴らしい森の表情に出会え、アメリカへの良いお土産になったのではと思います。
お子さん達が大きくなっても是非また皆さまで遊びにいらしてください。
有難うございました!
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