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2016年12月6日 屋久島山岳情報

屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」
2016年12月6日
担当ガイド:駒野英昭

【周辺状況】

12月に入りましたが、比較的屋久島は暖かい日が続いています。
ふもとの気温が日中18℃前後の日が多いですが、冬型の気圧配置になり、北西の季節風が強く吹く日が増えてきました。
島の中央部に宮之浦岳を始めとする奥岳が並び、北からの風を防ぐため、島の北側は風が強く寒い日が、南側は風が当たらずぽかぽかと暖かい日が多くなるのも、冬の屋久島のよくある光景です。

今年は、1966年に縄文杉が世に発表されて50年目の記念すべき年ですが、縄文杉周辺では、大きな変化があります。
縄文杉の大枝に腐朽が確認されており、落下する危険性があるため、危険予想範囲内のデッキを解体して、別の場所に新しいデッキを整備する工事が行われるのです。
(12月5日時点ではまだ工事は始まっていません)そのため、工事が終わると、今まで見ていた場所からは縄文杉を見ることは出来なくなりますが、新しい場所からは、また違った縄文杉の魅力に気づくかもしれません。

上段デッキから見た縄文杉
上段デッキから見た縄文杉

工事期間内は、一部利用制限区間が出来ますので、ご注意ください。

ふもとでは、ツワブキの黄色い花が目立ちます。
屋久島では「つわ」や「つわんこ」と呼ばれ、茎や葉を煮たり天ぷらにして食べたりします。
より標高の高い渓流沿いでは、葉が小さく、鋸歯が荒く鋭いカンツワブキも咲いています。

ツワブキ
ツワブキ

秋から冬にかけての、屋久島の代表的な花の一つです。
山には目につく花はほぼなくなり、場所によっては凍結等も出てきましたが、ふもとでは一年中色とりどりの花が見られます。
亜熱帯から冷温帯までが一つの島に収まっている、屋久島ならではですね。


12月6日現在の日の出は7:01、日の入りは17:17です。


【コース状況】

●宮之浦岳(標高1,936m)
12月3日 天気:晴 山頂の気温:14℃(11:00) 風:無風 登山者数:約20名
●縄文杉コース(標高600~1300m)
12月5日 天気:曇 縄文杉デッキの気温:14℃(11:30 標高約1,300m) 風:微風 登山者数:63名
●白谷雲水峡(標高600~1070m)
12月6日 天気:曇のち晴 太鼓岩の気温:7℃(12:00 標高1,050m) 風:北西の強風 登山者数:95名  


【登山道】

(縄文杉ルート)

・12月1日より来年2月28日まで、荒川登山口までの一般車車両乗り入れが可能です。荒川登山口は駐車スペースが非常に少なく、場合によっては路上駐車をすることになります。大型バスの乗り入れもあるため、通行の妨げにならないよう充分配慮して駐車して下さい。
また、積雪、凍結などの場合は車両通行止めになることもあります。

屋久島の道路通行規制情報はこちら→http://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/cgi-bin/mapframe.cgi?num=yakushima

・2016年12月1日~2017年3月31日の予定で、縄文杉の一部展望デッキの解体、新設工事が行われます。(縄文杉の大枝に腐朽が確認されており、落下する危険性があるため、危険予想範囲内のデッキを解体して、別の場所に新しいデッキを整備する工事等を行います)このため、一部利用制限区間が生じますが、既存のデッキからは縄文杉を見ることが出来ます。

・天候により、登山道の積雪、凍結の恐れがあります。積雪は数十㎝に及ぶことがあります。

(縦走ルート)

・積雪、凍結、暴風の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。積雪は数mに及ぶことがあります。初心者の安易な入山は控えて下さい。


【装備】 

・標高1000m以上では、雪山装備が必要です。積雪、凍結、悪天候に備え、縄文杉ルートでは、スパイクや軽アイゼン程度の滑り止め、ストック等、奥岳では6本爪以上のアイゼン、ピッケル等は必要です。
万が一のビバーク用装備もお忘れなく。
・縄文杉ルートでも気温5℃以下、奥岳ルートでは0℃以下になることがあります。衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・日照時間が短く、16時を過ぎると山中は薄暗くなってきます。屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。


【注意】

・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。装備に不安のある方はご利用ください。

※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191)までお気軽にお問い合わせ下さい。

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