ポカポカ陽気の蛇之口滝2017年2月15日
担当ガイド:井手琢磨
数日前に屋久島を襲った寒波の影響で縄文杉コースが雪で閉ざされ、山行が困難になった15日、
そんな状況でも楽しめるコース『蛇之口滝』までご家族様3名と男性お1人をお連れしました。
スタートは尾之間温泉のすぐ近くです。温泉の駐車場には早咲きの河津桜が咲いていました


歩き始めてから約10分、シュロの木の群生地が見えてきました。
シュロの木はいかにも南国といったイメージで、葉っぱは大きなウチワのよう。
その中を歩くとまるで熱帯のジャングルにいるかのような感覚です。

しばらくすると、道脇にアコウの巨木がそびえています。
根を絡ませて成長するその姿はなんとも異様で、これもまた熱帯的な森という印象です。
(実際は四国まで分布しているのですが)

また、樹上には観葉植物としても人気のオオタニワタリが自生しており、これらの植物のおかげで蛇之口滝コースは恐竜時代にタイムスリップしたかのような、原始的な森を楽しめます。

標高差約400m程度のコースではありますが、ところどころ急登があったり、切り立った細い道があったりと、起伏に富んでいてけっして楽な道ばかりではありません。

山を越え、谷川の大岩を渡り3時間あまり、とうとう蛇之口滝に到達しました!
この日は風もなく天候にも恵まれたので、滝を眺めながらお昼ごはんです。

ご家族のお父様がサプライズでコーヒーを振る舞ってくださいました。
山で飲むコーヒーは格別の美味しさですね。

そしてゴール!下山後は登山口にある尾之間温泉の足湯で疲れを癒やしました。
高山には雪が積もっているとは思えないくらいポカポカ陽気の一日でしたね。
白谷雲水峡や縄文杉以外もいろんな楽しみ方があるのが屋久島の魅力です。
積雪のため、残念ながら第一目的の縄文杉には行けませんでしたが、ぜひ、リベンジにお越しください!
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