屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2017年5月3日
担当ガイド:井手琢磨
【周辺状況】
いよいよゴールデンウィーク(GW)が始まりました。縄文杉や白谷雲水峡などの屋久島の主要な観光地は連日賑わっています。
縄文杉コースの入場者数も先週までは200数十人程度だったのに対し、GWになってから400名を超える日が続いています。

混雑する白谷入り口
例年通り今年も5/4に入場者数のピークを迎えると思われ、混雑が予想されています。
白谷雲水峡では駐車スペースに車を停めきれず路肩に駐車したり、縄文杉コースではトイレに行列ができたり等、入場者増に伴う不便な点もございます。
これらの観光地にお越しの際は係員や現地ガイドの指示に従ってお互いを想いあった行動をお願い致します。
山桜もほぼ終わり、新緑の色も少しずつ落ち着きつつありますが、山では大小様々な白い花が咲いています。
今の時期だと山の遠景を望むと乳白色になっているクロバイが特に目につきます。

クロバイ
樹冠を覆うようにびっしりと白い花をつけるため、すぐにわかるでしょう。
また、歩道沿いでは同じハイノキ科の「ハイノキ」がクロバイよりもやや小ぶりな花を咲かせています。
ハイノキは木灰を染色の媒染剤として利用され、「灰の木」が名前の由来です。

ハイノキ
ハイノキやクロバイ等は目線より高く花もたくさん咲くのでよく目につきますが、足元をよく観察してみるとコミヤマカタバミの小さく可憐な花が咲いています。
中央に線のあるハート型の三ツ葉よりなり、葉っぱの形によりクローバー(シャジクソウ属)と間違う人もいます。
花期もそう長くないこの花を見つけることが出来れば、四つ葉のクローバーを見つけた時のように幸せな気持ちになれるでしょう。

コミヤマカタバミ
登山道が混雑していると思ったように進むことが出来ず立ち往生してしまうこともあるかもしれません。
そんな時はぜひきれいな花々を眺めて心を和ませてください。
5月3日現在の日の出は5:33、日の入りは18:57です。
【コース状況】
●縄文杉コース(標高1300m)
5月2日 天気:晴れのち曇り 縄文杉デッキの気温:14℃(11:30) 風:無風 登山者数:462名
●白谷雲水峡(標高600~1070m)
5月2日 天気:晴れ 太鼓岩の気温:19℃(11:30 標高1050m) 風:微風 登山者数:800名
【山岳部環境保全協力金について】
2017年3月より、「世界遺産屋久島 山岳部環境保全協力金」制度が始まりました。
みなさまから任意でご協力いただいた協力金は屋久島の環境保全に使われます。登山口や観光協会等での納入が可能です。
世界遺産・屋久島の環境を守るため、ご協力を宜しくお願いいたします。詳しくは下記をご覧下さい。
http://yakushima-tozan.com/
【登山道】
(縄文杉ルート)
・3月1日から11月30日までの間、町道荒川線入口(荒川三叉路)~荒川登山口の区間は、通行規制がかかり、一般者の通行が不可になります。
バスやタクシーなどの交通機関を利用してください。
詳しくは、屋久島山岳部保全利用協議会で確認できます。
→http://www.yakushima-town.jp/sangaku-syaryou/
屋久島の道路通行規制情報はこちら
→http://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/cgi-bin/mapframe.cgi?num=yakushima
(縦走ルート)
・暴風の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。天気予報を確認して必要に応じた装備を準備してください。
【装備】
・標高や風雨など天候によっては体感温度は低くなります。衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
【注意】
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。装備に不安のある方はご利用ください。
※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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