2012年7月14~15日 宮之浦岳 1泊2日縦走宮之浦岳~縄文杉~白谷雲水峡
天気:14日 晴れ→曇り→雨 15日雨→曇り→晴れ
担当ガイド:伊藤仁久
6名グループを宮之浦岳から縄文杉、白谷雲水峡に抜ける1泊2日の縦走コースに御案内してきました。距離も長く、体力が必要なコースですが、屋久島の中心部を縦走し、宮之浦岳、縄文杉、白谷雲水峡と3大人気コースを全て満喫する最高のコースです。深い森から山頂の高山帯へと変化に富み、見どころもたくさんあります。
7月14日(1日目)
淀川登山口。標高1,370m。元気よく出発。

歩き始めて小一時間、最初の休憩場所「淀川小屋」。屋久島一と名高い清流です。

朝の光がとても綺麗でした。心も洗われるような綺麗な水です。
ここからしばらく急登が続き、宮之浦岳までの中間点、「花之江河」(1,600m)に到着です。

「花之江河」は日本最南端の高層湿原、残念ながら曇ってしましました。
ちょっと降ったり止んだり、屋久島らしい天気になりました。
ここから森林限界を越え、ヤクザサに覆われた草原帯になります。
草原の中に花崗岩の岩があちこちに点在し、その景観は日本庭園のようです。

稜線の木道で雄のヤクジカに出会えました。
春に生え変わった角は新しく、まだ袋角です。
体の小さいヤクジカはとても可愛らしいです。

栗生岳(1,867m)を越え、まもなく宮之浦岳です。

宮之浦岳山頂(1,936m)!みなさん、登頂おめでとうございます!
宮之浦岳は九州最高峰の山で、日本百名山の最後の山、多くの方が訪れる憧れの山です。
山頂を越えて新高塚小屋(1,500m)で一泊、海の日の三連休で小屋は大変な混雑、テントもたくさん張ってました。
7月15日(2日目)
朝、静かなうちに縄文杉(1,300m)を見てからトロッコ道に下り、一休み。

川原で休憩。上に見えているのがトロッコ道です。
ここからが大変。このまま荒川登山口に下りずに白谷雲水峡に登り返します。
トロッコ道の楠川分かれ(710m)から辻峠(979m)までの急登がとにかく大変!
美しい白谷雲水峡の森と苔を見つめ、長かった縦走がようやく終わろうとしています。

無事下山。白谷雲水峡入口(600m)。
皆様、達成感に満ちた素敵な笑顔でした!
晴れから雨へ、雨から晴れへ。重い荷物にもめげず、皆様良く頑張りました!
ありがとうございました。
また遊びに来て下さい!
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