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2018年12月19日 屋久島山岳情報

屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」
2018年12月19日
担当ガイド:荒木 宏介


【コース状況】

●縄文杉コース(標高1300m)
12月17日 天気:曇り時々小雨、一時霰 縄文杉デッキの気温:8℃(11:00 標高1300m) 風:微風 登山者数:24名

●白谷雲水峡(標高870m)
12月18日 天気:曇り 苔むす森の気温:10℃(12:00 標高870m) 風:無風 登山者数:76名


【周辺状況】

12月18日屋久島の北西部にある口永良部島が、2015年5月から3年半ぶりに火砕流を伴う爆発的な噴火をしました。
運悪く北西の風だったため屋久島でも一部、噴火した火山灰が降って車や道路が真っ黒になってしまいました。

口永良部島の火山灰をあびた自家用車
口永良部島の火山灰をあびた自家用車

屋久島自体は海底のマグマ溜まりが隆起した島であり、火山島ではありませんのでご安心ください。

島の中央部に九州最高峰の宮之浦岳(標高1,936m)をはじめとする1,000m以上の山々がそびえる山岳島である屋久島。
冬には、島北部に北西風が強く吹きつけて曇りがち、南部はフェーン現象で晴れた穏やかな天候になりやすい傾向があります。
島の中に、異なった気候形態が存在する不思議さも屋久島の魅力の一つと言えるでしょう。

そのような屋久島で、あまり見られない不思議な現象が起こっているようです。
縄文杉ルートや白谷雲水峡の1,000m付近の森を散策していると、オオゴカヨウオウレンやタツナミソウが咲いていました。

オオゴカヨウオウレン
オオゴカヨウオウレン

例年2月ごろに咲くオオゴカヨウオウレン、冬の終わりを告げてくれるお花です。
タツナミソウに至っては、汗ばみ始める6月ごろによく見かける花です。
今年の11月後半に一度冷え込んだ後、暖かい12月前半が訪れたので、もう春が来たと勘違いしてしまったのでしょうか。

冬型の気圧配置が強まって高気圧に覆われると空気が乾燥し、インフルエンザや風邪など体調を崩しやすくなります。
外出の際はなるべく人混みを避け、手洗い、うがい、マスクなどで予防を心掛けましょう。
ぜひ万全の体調で、冬装備も万全に準備して屋久島に遊びにいらしてください。


12月19日現在の日の出は7:14、日の入りは17:18 です。


【山岳部環境保全協力金について】

2017年3月より、「世界遺産屋久島 山岳部環境保全協力金」制度が始まりました。
みなさまから任意でご協力いただいた協力金は屋久島の環境保全に使われます。登山口や観光協会等での納入が可能です。
世界遺産・屋久島の環境を守るため、ご協力を宜しくお願いいたします。詳しくは下記をご覧下さい。

http://yakushima-tozan.com/


【登山道】

(縄文杉ルート)

・12月1日より来年2月28日まで、荒川登山口までの一般車車両乗り入れが可能です。荒川登山口は駐車スペースが非常に少なく、場合によっては路上駐車をすることになります。
大型バスの乗り入れもあるため、通行の妨げにならないよう充分配慮して駐車して下さい。また、積雪、凍結などの場合は車両通行止めになることもあります。
・屋久杉自然館前発着の荒川登山バスは、11月30日(木)をもちまして運行を終了しています。
12月1日(金)から平成30年2月28日までの期間、まつばんだ交通バスの路線バスが運行します。運行区間:宮之浦~荒川登山口
詳しい運行時刻と運行状況につきましては、まつばんだ交通バス 0997-43-5000 まで直接お問い合わせください。
・屋久島の道路通行規制情報はこちら
→http://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/cgi-bin/mapframe.cgi?num=yakushima
・天候により、登山道の積雪、凍結の恐れがあります。積雪は数十㎝に及ぶことがあります。

(縦走ルート)

・暴風、積雪の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。天気予報を確認して必要に応じた装備を準備してください。


【装備】 

・標高1000m以上では、雪山装備が必要です。積雪、凍結、悪天候に備え、縄文杉ルートでは、スパイクや軽アイゼン程度の滑り止め、ストック等、奥岳では6本爪以上のアイゼン、ピッケル等は必要です。
万が一のビバーク用装備もお忘れなく。
・縄文杉ルートでも気温5℃以下、奥岳ルートでは0℃以下になることがあります。衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・日照時間が短く、16時を過ぎると山中は薄暗くなってきます。屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。


【注意】

・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。装備に不安のある方はご利用ください。

※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191)までお気軽にお問い合わせ下さい。

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