新年最初の白谷太鼓岩2019年1月2日
担当ガイド:川原大基
新年明けましておめでとうございます。
本年最初のツアーは屋久島を代表する苔の森、白谷雲水峡です。
大阪からお越しの女性1名様を人気スポット〈苔むす森〉から〈太鼓岩〉までお連れしました。

三が日ということもあってか、登山者は少なめです。

昨年の12月28日から30日にかけて強烈な年末寒波が到来し、12月29日には標高850mの白谷小屋周辺の登山道にも2~3cmほど積雪していました。年が明けて寒さも和らぎ、登山道の雪はすっかり解けてなくなっています。


苔の森の風景を楽しみながら、登っていきます。

雪解け水のお陰か苔はしっとり濡れて元気に葉を広げています。

スギバゴケの中をよく観察すると、スギやヒサカキの実生が!
保水力の高い苔の茂みは、植物が発芽しやすい苗床の役割を担っています。小さく目立ちませんが、屋久島の森を育む大事な出発点です。

太鼓岩に到着です。

晴れていれば九州最高峰の宮之浦岳をはじめ中心部の山々を眺めることができます。この大岩の上は、格別の爽快感を味わえます。
日当たりのいい白谷小屋まで戻って、お昼ご飯。お湯を沸かして作った温かい飲み物で体を温めます。

下山後、宿へ車で移動する途中、車道脇でヤクザルが毛づくろいをしていました。ヤクザルはヤク(厄)がサル(去る)という縁起物です。良い年になりますように・・・。

今年も、より多くの方に屋久島の魅力をお伝えできるよう、頑張ってまいります。
本年も、屋久島ガイド協会を何卒よろしくお願いいたします。
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