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快晴の宮之浦岳、雲海最高!!

快晴の宮之浦岳、雲海最高!!


2019年1月23日
担当ガイド:荒木 宏介


大阪からお越しの男性と、宮之浦岳に登ってまいりました。
実はこの日が、僕にとっても今年初の宮之浦岳登山ガイドです。

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心が弾むほど最高のお天気に恵まれました。


高盤岳頂上にあるトウフ岩と月。

20190123-2

前日がスーパームーンだったため、大きなお月さまがくっきり浮かんでました。


例年だと、1月後半には強い冬将軍がやってきて、屋久島でも多くの雪を降らします。
今年の屋久島は暖冬だったこともあり、登山口から花之江河までの積雪は、ほんのわずかしかありません。

20190123-3

ここからは先は凍結した木道や、岩の上に硬い氷がはっている箇所が増えてきます。
そのため、チェーンスパイクを装着しました。

20190123-4

ゴムスパイクではちょっと滑るし、アイゼンだと爪が引っ掛かかりすぎて歩きにくい。
これくらいの厚みの氷には、モンベルのチェーンスパイクがちょうどよく歩けます。


見晴らしも良く、洋上のアルプスと呼ばれる景色を楽しみつつ、ぐんぐん登ります。

20190123-5

目標の宮之浦岳の山頂が見えてきました。あとちょっと!!


途中の水場で、湧き水の補給。

20190123-6

雪解け水も混じっているせいか、いつもよりキリッとした天然水がうまい!


宮之浦岳山頂付近で、枝についた「エビの尻尾」を発見。

20190123-7

この時期に、タイミングよく稜線に来ると見られる冬山ならではの現象。
過冷却状態の霧が木などにあたった瞬間に凍る現象で、風上に向かって成長します。

白色不透明なもろい氷が、エビのしっぽに似ていて幻想的な光景です。

20190123-8


絶好調で宮之浦岳山頂に到着!!

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九州最高峰の宮之浦岳。標高1936m。
日本百名山の最南端で、ちょうど100番目となる名高い山です。


頑張って登ってきたかいもあり、息を飲むほど見事な雲海が広がっていました。

20190123-10

写真では少し分かりづらいのですが、北の遠方(写真中央、水平線の上)に桜島の噴煙も目視できました。


永田岳もばっちり!

20190123-11

冬型の気圧配置で冷え込むと、宮之浦岳よりも北側の永田岳に多く雪が積もります。

北側からやってくる雲が、永田岳に引っ掛かって雲海となっていました。
海に囲まれた島で、かつ標高が高い山岳部を持つ屋久島ならではの光景です。


帰り道、立派な角をつけた雄のヤクジカさんがお見送り。

20190123-12


最後まで元気に歩いて、登山口まで帰ってきました。
往復16kmの道のりを、合計9時間ほどで無事に下山。

20190123-13

明日も、往復22km歩いて縄文杉を見に行かれるそうです。
ぜひ、その勢いで残りの百名山もクリアしちゃってください。


またお会いできる日をスタッフ一同心待ちにしております。
誠にありがとうございました。


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