屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2019年10月9日
担当ガイド:伊藤 仁久
【コース状況】
●縄文杉コース(標高1300m)
10月8日 天気:霧 縄文杉デッキの気温:15℃(11:00 標高1300m) 風:微風 登山者数:302名
●白谷雲水峡(標高1070m)
10月8日 天気:曇り 太鼓岩の気温:18℃(13:00 標高1070m) 風:北西の風 登山者数:280名
【周辺状況】
10月に入り、3日までは台風18号への湿った空気の流れ込みで山間部は雨模様の天候が続きました。
4日は久しぶりに秋晴れとなり、縄文杉コースの登山道から青空を背景に宮之浦岳が望めました。
縄文杉ルートから望む宮之浦岳樹林帯の登山道にサザンカの白い花びらが落ちています。
サザンカ上を見上げてもどこで咲いているのかよく見えないことが多いのですが、あまり目立たない白い花がひっそりと咲いています。
垣根などでよく見かける園芸種の赤い艶やかな花とは対象的です。
花の少ない時期、足を止めて探してみてください。
週末から14日の体育の日にかけ連休になりますが、台風19号の進路によっては影響があるかもしれません。
最新の情報を確認して、安全に登山を楽しんで下さい。
10月9日現在の日の出は6:16、日の入りは17:55です。
【登山道】
(縄文杉ルート)
・3月1日から11月30日までの間、町道荒川線入口(荒川三叉路)から荒川登山口の区間は、通行規制がかかり、一般車の通行が不可になります。
バスやタクシーなどの交通機関を利用してください。
詳しくは、屋久島山岳部車両運行対策協議会で確認できます。
→http://www.yakushima-town.jp/sangaku-syaryou/
・屋久島の道路通行規制情報はこちら
→https://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/index
(縦走ルート)
・暴風の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。
天気予報を確認して必要に応じた装備を準備してください。
【装備】
・縄文杉ルートでも気温10℃以下、奥岳ルートでは5℃以下になることがあります。衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。奥岳登山時は万が一のビバーク装備をお忘れなく。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
【注意】
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。装備に不安のある方はご利用ください。
※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191、http://www.yakushima-guide.com)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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