屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2020年4月8日
担当ガイド:高橋 亮
【コース状況】
●縄文杉コース(標高1300m)
4月6日 天気:晴れ 縄文杉デッキの気温:11℃(12:00 標高1300m) 風:北西の風 登山者数:52名
【周辺状況】
4月9日、屋久島町長から、新型コロナウィルス感染症の拡大を受けて
来島を予定されている方へ、メッセージが発表されました。
詳細は、以下をご覧ください。
→http://www.town.yakushima.kagoshima.jp/info-importance/
今週の屋久島は西高東低の気圧配置になることが多く、風が強く吹く日がありました。
風が強く吹いたことでトロッコ道にはヤマザクラの花が落ち、トロッコ道を鮮やかに見せてくれます。
4月 トロッコ道とヤマザクラいま登山道沿いで、ヘビが鎌首を持ち上げているような不思議な姿の植物を見ることができます。
マムシグザです。
4月 マムシグサ上部に付く仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる葉の変形した部分が、ヘビによく似ています。
茎の模様がマムシに似ていることが、名前の由来となっています。
マムシグサはサトイモ科の植物ですが、名前の通り有毒の植物ですので食べることはできません。
季節が進むと仏炎苞が無くなり中の実が見えてきたりと、様々な姿を見せて楽しませてくれます。
4月8日現在の日の出は5:57、日の入りは18:40です。
【登山道】
(縄文杉ルート)
・3月1日から11月30日までの間、町道荒川線入口(荒川三叉路)から荒川登山口の区間は通行規制がかかり、一般車の通行が不可になります。
バスやタクシーなどの交通機関を利用してください。
詳しくは、荒川登山バス運行状況で確認できます。
→https://twitter.com/yakusansharyou
・屋久島の道路通行規制情報はこちら
→http://https://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/index
・天候により、登山道の積雪、凍結の恐れがあります。
(縦走ルート)
・暴風の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。
天気予報を確認して必要に応じた装備を準備してください。
【装備】
・縄文杉ルートでも気温10℃以下、奥岳ルートでは5℃以下になることがあります。
衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
奥岳登山時は万が一のビバーク装備をお忘れなく。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。
縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
【注意】
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つか\のホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。
装備に不安のある方はご利用ください。
※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191、http://www.yakushima-guide.com)までお気軽にお問い合わせ下さい。
スポンサーサイト
コメントの投稿