屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2020年5月20日
担当ガイド:川原 大基
【周辺状況】
鹿児島県では先週14日に緊急事態宣言が解除されました。
しかし、県をまたいでの移動については自粛要請継続中です。
登山の際においても、他県への移動や3密を避ける、レスキューのリスクを避けるといった
地域医療の負担を増やさない工夫が求められています。
この時期、登山道ではヤクシマガクウツギや、ヤクシマミヤマスミレなどの
屋久島固有の植物が花を咲かせています(写真は2017年5月撮影)。
ヤクシマガクウツギ
ヤクシマミヤマスミレ屋久島の雄大な自然は、いつも通りの姿で待っています。
また登山を楽しめる状況になるまで、いましばらくの辛抱です。
5月20日現在の日の出は5:18、日の入りは19:11です。
【登山道】
(縄文杉ルート)
・3月1日から11月30日までの間、町道荒川線入口(荒川三叉路)から荒川登山口の区間は通行規制がかかり、一般車の通行が不可になります。
バスやタクシーなどの交通機関を利用してください。
4月25日(土)から当面の間、荒川登山バスは全便運休致します。尚、町道荒川線の車両規制は引続き規制しております。
ご利用される登山者の皆様には、多大なご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご協力いただきますよう宜しくお願い致します。
詳しくは、荒川登山バス運行状況で確認できます。
→https://twitter.com/yakusansharyou
・屋久島の道路通行規制情報はこちら
→http://https://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/index
・天候により、登山道の積雪、凍結の恐れがあります。
(縦走ルート)
・暴風の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。
天気予報を確認して必要に応じた装備を準備してください。
【装備】
・縄文杉ルートでも気温10℃以下、奥岳ルートでは5℃以下になることがあります。
衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
奥岳登山時は万が一のビバーク装備をお忘れなく。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。
縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
【注意】
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つか\のホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。
装備に不安のある方はご利用ください。
※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191、http://www.yakushima-guide.com)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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