屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2020年7月29日
担当ガイド:高橋 亮
【コース状況】
●縄文杉コース(標高1300m)
7月27日 天気: 縄雨文杉デッキの気温:22℃(12:30 標高1300m) 風:南風 微風 登山者数:20名程度
●白谷雲水峡(標高1070m)
7月28日 天気:晴れ 太鼓岩の気温:22℃(11:30 標高1070m) 風:微風 登山者数:74名
【周辺状況】
屋久島の4連休は、縄文杉登山者が1日で400名を超える賑わいを見せました。
しかし連休後半は、天候の崩れから縄文杉登山バスの運休で、山に入れない状況もありました。
九州南部に位置する屋久島は、例年通りなら7月14日ごろに梅雨明けですが、今年はかなり遅い梅雨明けのようです。
雨が降ってしまうとつい気分が落ち込みがちですが、屋久島では逆に森の魅力が増します。
苔についた水滴などが、とても美しい姿を見せてくれるからです。
苔の水滴雨が降った日にはぜひ苔の水滴に注目して頂き、雨の森歩きを楽しんでください。
7月29日現在の日の出は5:34、日の入りは19:13です。
【新型コロナウイルス感染症対策に関して】
6月17日現在、鹿児島県では県内外の皆様へ感染防止に関するお願いをしています。
詳しくは鹿児島県新型コロナウイルス感染症に関する情報をご覧ください。
→https://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/covid19/covid19.html
【登山道】
(縄文杉ルート)
・3月1日から11月30日までの間、町道荒川線入口(荒川三叉路)から荒川登山口の区間は通行規制がかかり、一般車の通行が不可になります。
バスやタクシーなどの交通機関を利用してください。
詳しくは、荒川登山バス運行状況で確認できます。
→https://twitter.com/yakusansharyou
・屋久島の道路通行規制情報はこちら
→http://https://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/index
(縦走ルート)
・暴風の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。
天気予報を確認して必要に応じた装備を準備してください。
【装備】
・縄文杉ルートでも気温10℃以下、奥岳ルートでは5℃以下になることがあります。
衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
奥岳登山時は万が一のビバーク装備をお忘れなく。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。
縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
【注意】
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つか\のホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。
装備に不安のある方はご利用ください。
※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191、http://www.yakushima-guide.com)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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