屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2020年12月2日
担当ガイド:伊藤 仁久
【コース状況】
●縄文杉コース(標高1300m)
12月1日 天気:曇り 縄文杉デッキの気温:10℃(11:30 標高1300m) 風:微風 登山者数:143名
●白谷雲水峡コース(標高1070m)
11月29日 天気:曇り 太鼓岩の気温:9℃(12:00 標高1070m) 風:北西の風 登山者数:230名
【周辺状況】
例年11月30日まで運行の荒川登山バスは、今年は12月13日まで運行延長されます。
それに伴いマイカー規制も延長されますので、ご注意ください。
詳細はhttp//yakushima-tozan.comでご確認ください。
秋も終わり、落葉樹が葉を落とした森の中から見上げると冬の澄んだ青空が広がっています。
27日までは平年より暖かい日が続いていましたが、28日から寒気の影響を受け冬らしい寒さになりました。
落葉した木々と青空
太鼓岩から望む宮之浦岳太鼓岩から宮之浦岳を望むと、北西の季節風が灰色の雲を次々と運んで来ます。
12月に入り、山間部では標高によっては初雪の可能性があります。
登山の際は天候を確認の上、十分な服装や装備でお出かけください。
12月2日現在の日の出は6:58、日の入りは17:17です。
【新型コロナウイルス感染症対策に関して】
6月17日現在、鹿児島県では県内外の皆様へ感染防止に関するお願いをしています。
詳しくは鹿児島県新型コロナウイルス感染症に関する情報をご覧ください。
→https://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/covid19/covid19.html
【登山道】
(縄文杉ルート)
・3月1日から11月30日までの間、町道荒川線入口(荒川三叉路)から荒川登山口の区間は通行規制がかかり、一般車の通行が不可になります。
バスやタクシーなどの交通機関を利用してください。
※今年は12月13日まで運行延長されます。それに伴いマイカー規制も延長されますのでご注意ください。
詳しくは、荒川登山バス運行状況で確認できます。
→https://twitter.com/yakusansharyou
・屋久島の道路通行規制情報はこちら
→http://https://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/index
(縦走ルート)
・暴風の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。
天気予報を確認して必要に応じた装備を準備してください。
【装備】
・標高1000m以上では、雪山装備が必要です。
積雪、凍結、悪天候に備え、縄文杉ルートでは、スパイクや軽アイゼン程度の滑り止め、ストック等、
奥岳では6本爪以上のアイゼン、ピッケル等は必要です。万が一のビバーク用装備もお忘れなく。
・縄文杉ルートでも気温5℃以下、奥岳ルートでは0℃以下になることがあります。
衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
奥岳登山時は万が一のビバーク装備をお忘れなく。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。
縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
【注意】
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つか\のホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。
装備に不安のある方はご利用ください。
※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191、http://www.yakushima-guide.com)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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