屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2021年4月28日
担当ガイド:伊藤 仁久
【周辺状況】
●縄文杉コース
4月27日 天気:晴れ 縄文杉デッキの気温:15℃(11:00 標高1300m) 風:南の風 登山者数:47名
●宮之浦岳
4月25日 天気:雨のち晴れ 山頂の気温:10℃(12:00 標高19360m) 風:北の強風 登山者数:約22名
【周辺状況】
27日までの屋久島は、ほとんど雨の降らない天気が10日間ほど続き
森の苔も乾き気味で、そろそろ雨が降って欲しいと願っているように見えました。
28日から29日は待望の雨が降る予報で、屋久島の森も久しぶりに潤いを取り戻しそうです。
宮之浦岳や縦走ルートでは、5月下旬の開花を前にヤクシマシャクナゲの蕾が少しづつ膨らんできました。
ヤクシマシャクナゲの蕾今年は例年より少し蕾が少ないようですが、縦走ルートなど場所によっては蕾が多く見られます。
29日からゴールデンウィークが始まります。
まだしばらく朝と昼の気温差が大きい時期です。
衣類の調節や体調管理に気をつけて、屋久島の大自然を楽しんで下さい。
4月28日現在の日の出は5:37、日の入りは18:54です。
【登山道】
(縄文杉ルート)
・3月1日から11月30日までの間、町道荒川線入口(荒川三叉路)から荒川登山口の区間は通行規制がかかり、一般車の通行が不可になります。
バスやタクシーなどの交通機関を利用してください。
詳しくは、荒川登山バス運行状況で確認できます。
→https://twitter.com/yakusansharyou
・屋久島の道路通行規制情報はこちら
→http://https://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/index
(縦走ルート)
・暴風の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。
天気予報を確認して必要に応じた装備を準備してください。
【装備】
・縄文杉ルートでも気温10℃以下、奥岳ルートでは5℃以下になることがあります。
衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
奥岳登山時は万が一のビバーク装備をお忘れなく。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。
縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
【注意】
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。
装備に不安のある方はご利用ください。
※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191、http://www.yakushima-guide.com)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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