屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2021年7月7日
担当ガイド:高橋 亮
【周辺状況】
●縄文杉コース(標高1300m)
7月4日 天気:晴れ 縄文杉デッキの気温:24℃(12:00 標高1300m) 風:南風 登山者数:59名
【周辺状況】
7月に入り沖縄や奄美大島では梅雨明けが宣言されました。
屋久島は九州南部に位置し、例年では15日頃の梅雨明けなので、屋久島もまもなく梅雨明けが予想されます。
気温が高くなり、屋久島の海や川のレジャーも楽しめる季節の到来です。
縄文杉に向かうトロッコ道の脇には、ヒメコナスビという小さい花が咲いていました。
7月 ヒメコナスビコナスビの屋久島固有変種とされ、矮小化していることもあり、別名ヤクシマコナスビとも呼ばれます。
黄色で目立つ色をしていますが、大きさは1㎝程度なので見逃してしまうかもしれません。
山岳部においても、高温多湿で熱中症の危険が増してきています。
登山道では湧水が出ているところが多くあるので、水分補給をしっかりしましょう。
手や顔を濡らすことで体温を下げたりしながら、安全に登山をお楽しみください。
7月7日現在の日の出は5:21、日の入りは19:23です。
【登山道】
(縄文杉ルート)
・3月1日から11月30日までの間、町道荒川線入口(荒川三叉路)から荒川登山口の区間は通行規制がかかり、一般車の通行が不可になります。
バスやタクシーなどの交通機関を利用してください。
詳しくは、荒川登山バス運行状況で確認できます。
→https://twitter.com/yakusansharyou
・屋久島の道路通行規制情報はこちら
→http://https://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/index
(縦走ルート)
・暴風の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。
天気予報を確認して必要に応じた装備を準備してください。
【装備】
・縄文杉ルートでも気温10℃以下、奥岳ルートでは5℃以下になることがあります。
衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
奥岳登山時は万が一のビバーク装備をお忘れなく。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。
縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
【注意】
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。
装備に不安のある方はご利用ください。
※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191、http://www.yakushima-guide.com)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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