屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2022年4月20日
担当ガイド:高橋 亮
●宮之浦岳
4月16日 天気:晴れ 山頂の気温:16℃(12:00 標高1936m) 風:北風
●縄文杉コース
4月20日 天気:雨 縄文杉デッキの気温:9℃(12:00 標高1300m) 風:北風
【周辺状況】
先週に発生した台風1号は屋久島より大幅に東側にそれた為、目立った影響はありませんでした。
気温は20℃を安定して超えるようになり、薄着の登山者もちらほら見かけるようになりました。
春になり縄文杉コース登山口付近の花をよく見つけられるようになりました。
小杉谷集落跡地にはキランソウの花が咲いています。
4月 キランソウ花は唇形花と呼ばれる上唇と下唇に分かれる形をしていて、上唇に比べ下唇が長い形をしています。
さまざまな病気に対して薬草としての効能から医者がいらず、「病気を治して地獄の釜にふたをする」という意味合いから、
「地獄の釜の蓋」とも呼ばれます。
天気の良い日は日焼けをする季節になってきました。
防寒対策に加え、サングラスや日焼け止めなどの紫外線対策もお願いいたします。
4月20日現在の日の出は5:44、日の入りは18:47です。
【登山道】
(縄文杉ルート)
・3月1日から11月30日までの間、町道荒川線入口(荒川三叉路)から荒川登山口の区間は通行規制がかかり、一般車の通行が不可になります。
バスやタクシーなどの交通機関を利用してください。
詳しくは、荒川登山バス運行状況で確認できます。
→https://twitter.com/yakusansharyou
・屋久島の道路通行規制情報はこちら
→http://https://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/index
(縦走ルート)
・暴風の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。
天気予報を確認して必要に応じた装備を準備してください。
【装備】
・縄文杉ルートでも気温10℃以下、奥岳ルートでは5℃以下になることがあります。
衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
奥岳登山時は万が一のビバーク装備をお忘れなく。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。
縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
【注意】
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。
装備に不安のある方はご利用ください。
※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191、http://www.yakushima-guide.com)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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