屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2022年6月15日
担当ガイド:高橋 亮
●白谷雲水狭
6月13日 天気:雨 登山口の気温:18℃ (標高600m) 風:強風
【周辺状況】
6月11日、九州南部の梅雨入りが発表されました。
昨年の梅雨入りが5月11日だったので、去年よりは1か月も遅い梅雨入りとなりました。
大雨の影響で飛行機や船などの欠航が出る場合もありますので、こまめに確認しましょう。
「ひと月に35日の雨が降る」という表現をされるほど雨の多い屋久島。
雨が多い森を好む植物が多く存在します。
ギンリョウソウもその一つです。
側面から見ると、竜が首をもたげたように見えることでこの名が付きました。
6月 ギンリョウソウ葉緑体を持たないので全体が白く、他の菌類に根を付着させて栄養を得ています。
この時期以外は、地中に隠れていて姿を見れませんのでぜひ探してみてください。
レインウェアを着ての登山は、多くの汗をかきます。
脱水症にならないよう充分注意し、安全に登山を楽しんでください。
6月15日現在の日の出は5:14、日の入りは19:20です。
【登山道】
(縄文杉ルート)
・3月1日から11月30日までの間、町道荒川線入口(荒川三叉路)から荒川登山口の区間は通行規制がかかり、一般車の通行が不可になります。
バスやタクシーなどの交通機関を利用してください。
詳しくは、荒川登山バス運行状況で確認できます。
→https://twitter.com/yakusansharyou
・屋久島の道路通行規制情報はこちら
→http://https://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/index
(縦走ルート)
・暴風の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。
天気予報を確認して必要に応じた装備を準備してください。
【装備】
・縄文杉ルートでも気温10℃以下、奥岳ルートでは5℃以下になることがあります。
衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
奥岳登山時は万が一のビバーク装備をお忘れなく。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。
縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
【注意】
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。
装備に不安のある方はご利用ください。
※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191、http://www.yakushima-guide.com)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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