fc2ブログ

Entries

淀川登山口→白谷雲水峡、1泊2日縦走ツアー!

淀川登山口→白谷雲水峡、1泊2日縦走ツアー!

2022年8月2日→3日

担当ガイド:荒木 宏介


東京からお越しのご家族4名様と1泊2日の縦走ツアーに行ってまいりました。
宮之浦岳、縄文杉、白谷雲水峡と屋久島の魅力がいっぱい詰まった行程です。

子供たちの夏休みの最高の思い出を作りに、いざ出発!


出発から約1時間で淀川小屋に到着。

20220803-1

腹が減っては戦はできぬ。
しっかり朝ごはんを食べましょう。


とても天気が良く、小屋横の淀川が光輝いていました。

20220803-2


花之江河に到着。

20220803-3

黒味岳(1831m)の山頂がはっきり見えています。


昔からよく登山をしていたというご両親に鍛えられたのでしょうか。
ロープ場もなんなくクリアする子ども達。

DSCN9996.jpg

ナイスなガッツポーズ!
将来、立派な登山家になるのが楽しみです。


宮之浦岳に向かう登山道の足元には、イッスンキンカが咲いていました。

20220803-4

イッスンキンカ 【一寸金花】
屋久島の固有変種、名の通りに一寸(いっすん:約3cm)しかないような個体に黄金色の花が咲いています。


翁岳鞍部。
ここからが、1日目の頑張りどころ!!

20220803-5

屋久島の森林限界は標高1700mあたり。超えると洋上のアルプスと呼ばれる景色が広がっています。


宮之浦岳山頂(1936m)に無事到着。

20220803-6

九州で最高峰の宮之浦岳。日本百名山のひとつです。
360°大海原のパノラマが望め、ひとつの島の頂上にいることが実感できます。


幸運なことにヤクシマザルとヤクシカに同時に遭遇できました。

20220803-7

私たちには全く目もくれず、ヤクシマダケ(通称ヤクザサ)を食べていました。
野生の動物と気軽に出会えるのも、屋久島登山の魅力のひとつです。


今夜の宿泊場所である高塚小屋に到着。テント場で夕食をとります。

20220803-8

頑張って登ったのでお腹ペコペコ、子供たちはあっという間に完食です。
大人たちは、ゆっくり屋久島の焼酎「三岳」を楽しみました。


夕日の光芒。

20220803-9

屋久島の森に無数の光の筋が入りこみ、とても幻想的な景色が見られました。


2日目の朝、縄文杉。
樹齢7200年とも言われる、圧倒的な存在感があります。

20220803-10

貸しきりの展望デッキで、ゆっくり縄文杉とご対面。
日帰りツアーでは味わえない贅沢な時間です。

20220803-11


推定樹齢3000年の大王杉。

20220803-12

大部分が空洞となり倒れてしまう可能性があったため、最近作り直したばかりの登山道。
大王杉のすぐそばまで近寄れて迫力満点です。


ウィルソン株までおりてきました。

20220803-13

最近はSNSにウィルソン株の中から見上げたハートの写真がよく投稿されています。


トロッコ道も元気よく歩きましょう。

20220803-14

トロッコ道を1時間ほど歩くと、楠川分かれに着きます。
そこから白谷雲水峡へ向かう1時間の登りが、2日目の最大の難所です。


頑張って登って、太鼓岩に到着。

20220803-15

少し曇り始めていたのですが、安房川と周辺の森がきれいに望める景色で疲れも吹き飛びました。


苔と水の流れが綺麗な白谷雲水峡。

20220803-16

スタジオジブリ製作のアニメ映画「もののけ姫」のイメージに使われたといわれる、神秘的な風景が広がっています。

楽しかった2日間も、もうすぐゴールです。
嬉しいけれど、ちょっと寂しい時間帯(笑)

白谷広場に到着で、ゴ~~~~ル!

20220803-17

2日間歩いて疲れた足の筋肉を沢の水でクールダウンします。


屋久島の魅力をいっぱい詰め込んだ、1泊2日の縦走ツアー。
すてきな夏休みの思い出が作れたでしょうか。

子供たちは大人になったら、また屋久島に遊びに来てもらいたいですね。
スタッフ一同、お会いできるのを楽しみに待っています。

ありがとうございました。

スポンサーサイト



この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://ygkguide.blog.fc2.com/tb.php/919-3a100d91

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

屋久島ガイド協会

Author:屋久島ガイド協会
FC2ブログへようこそ!

最新トラックバック

月別アーカイブ

QRコード

QR