屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2022年10月19日
担当ガイド:伊藤 仁久
●宮之浦岳
10月16日 天気:雨 山頂の気温:15℃(12:00 標高1936m) 風:東の風 登山者数:約60名
●縄文杉コース
10月17日 天気:曇り 縄文杉デッキの気温:17℃(11:30 標高1300m) 風:無風 登山者:149名
【周辺状況】
18日までの屋久島は低気圧や前線の影響を受け、雨や曇りの日が多い週でした。
白谷雲水峡の苔むす森も、濃い霧に覆われ幻想的な風景が広がっていました。
霧の白谷雲水峡、苔むす森雨の日は、長時間歩く縄文杉や宮之浦岳のルートでは寒く感じる季節です。
雨や汗で濡れないように速乾性のインナーや防水性と通気性のある雨具を着用しましょう。
長時間の休憩は身体を冷やす事になります、無理のないペースで短めの休憩を心がけましょう。
森で出会ったヤクシカも背中のあたりが黒っぽく冬毛に変わり始めていました。
冬毛に変わり始めたヤクシカ森の動物達も衣替えの季節のようです。
10月19日現在の日の出は6:22、日の入りは17:43です。
【登山道】
(縄文杉ルート)
・3月1日から11月30日までの間、町道荒川線入口(荒川三叉路)から荒川登山口の区間は通行規制がかかり、一般車の通行が不可になります。
バスやタクシーなどの交通機関を利用してください。
詳しくは、荒川登山バス運行状況で確認できます。
→https://twitter.com/yakusansharyou
・屋久島の道路通行規制情報はこちら
→http://https://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/index
(縦走ルート)
・暴風の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。
天気予報を確認して必要に応じた装備を準備してください。
【装備】
・縄文杉ルートでも気温10℃以下、奥岳ルートでは5℃以下になることがあります。
衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
奥岳登山時は万が一のビバーク装備をお忘れなく。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。
縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
【注意】
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。
装備に不安のある方はご利用ください。
※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191、http://www.yakushima-guide.com)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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