屋久島ガイド協会からの「屋久島山岳情報」2022年11月30日
担当ガイド:高橋 亮
●白谷雲水峡コース
11月29日 天気:雨 太鼓岩の気温:15℃(11:00 標高1070m) 風:北風
【周辺状況】
鹿児島地方気象台によると、今年の冬の気温は例年並みか低くなるそうです。
屋久島の山岳部は12月以降は積雪の可能性が出てきますので、登山の前には最新の情報を確認しましょう。
また12月からは、荒川登山口へのマイカーでの乗り入れも可能になります。
マイカーで登山口へ向かう際は、路面が凍結している可能性もありますので充分注意してください。
屋久島の森を歩いていると、ひと際目立つ赤いリンゴツバキの花が目に入ってきます。
赤い大きな花は綺麗な形のまま落ちていることも多く、散った後でも楽しめます。
11月 リンゴツバキ
夏には赤いリンゴのような実を付けることでリンゴツバキと呼ばれています。
冬には黒くなって足元に落ちているので、実も探してみてください。
日没がかなり早まってきていますので、早めの行動で安全な登山を心がけましょう。
11月30日現在の日の出は6:54、日の入りは17:16です。
【登山道】
(縄文杉ルート)
・3月1日から11月30日までの間、町道荒川線入口(荒川三叉路)から荒川登山口の区間は通行規制がかかり、一般車の通行が不可になります。
バスやタクシーなどの交通機関を利用してください。
詳しくは、荒川登山バス運行状況で確認できます。
→https://twitter.com/yakusansharyou
・屋久島の道路通行規制情報はこちら
→http://https://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/index
(縦走ルート)
・暴風の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。
天気予報を確認して必要に応じた装備を準備してください。
【装備】
・縄文杉ルートでも気温10℃以下、奥岳ルートでは5℃以下になることがあります。
衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
奥岳登山時は万が一のビバーク装備をお忘れなく。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。
縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
【注意】
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。
装備に不安のある方はご利用ください。
※その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、
株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191、http://www.yakushima-guide.com)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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